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施術家が陥りやすいポイントは
「治そう」とすること
治すのはクライアント自身の身体であって、施術家は矢印を向けるのが役目です。
その矢印をいくつ
どの方向に向けてあげるか
健康へと導きやすくするか
施術直後、症状がおさまらなくても
その後、健康に元気になれば、我々の役割りは成されていることになります。
「治せなかった…」と落ち込まず
「健康にしてあげたい」
と思うだけでいい。
頭蓋調律セミナー
8/19(金)
13:00〜16:00
《後頭骨・仙骨・脊柱》
《"金"・肺・大腸》
参加費:¥20,000
頭蓋から全身を整える。
外面的・内面的にも健康へと導く施術となります。
頭蓋は、これまで悩んだ症状に悩まなくなる。それが楽しいんですよね(*^^*)
ギックリ腰に備えて!
季節の腰痛ブームが過ぎ去ろうとしています。
ですが、梅雨明け〜最近まで腰痛をお持ちのクライアントが、そのままおさまるケースと、いよいよギックリ腰になる方に分かれます。
ギックリ腰や股関節痛などに備えましょう〜!
肩こりシーズンは、もういよいよです!
胸郭出口症候群
先日、整形外科の診断で
「ストレートネック、胸郭出口症候群の疑い」
と来られた方の結果。
ストレートネックでも、胸郭出口症候群でもない事がすぐにわかり一件落着。
「胸郭出口症候群は、肩こり、首こりが起こる。20代〜の女性に多く、首が長く、なで肩の場合に多い…」
などと書かれていたり、病院でも言われるようです。
症状の訴えと画像診断と見た目だけで、病名を付けるのは、患者にとってどれだけ心の負担になるか、もう少し考えてほしいと思う。
腕神経叢と鎖骨下動脈の圧迫で起こるので、前回の記事にも書きましたが、何を圧迫しているかで、症状が変わります。
しびれているのか?
ビリビリ痛いのか?
動かすと痛いのか?
動かさなくても痛いのか?
重だるくてたまらないのか?
そして、胸郭出口症候群の一番の特徴は、一定時間、腕を持ち挙げ続けると血の気が引いて腕が青くなる。
もしくは、挙げてられない。
という症候が見られる。
それ程重い症状がないなら、病名を気にしない、気にさせない方が良いと思う。
実際に先日のクライアントは、最初、首や肩が重苦しいと訴えていたが、検査して、胸郭出口症候群やストレートネックの説明をして、症状が当てはまらないから、胸郭出口症候群でもストレートネックでもないから、安心してください。
これなら簡単に症状は取れていきます。
と言うと、それだけで症状はかなり軽減されたと言ってただの肩こり首こりになった。
施術は頭蓋以外、特別なことなどしていない。
では、実際に胸郭出口やストレートネックだったとしたら、どうすればいいのか?
どちらも、斜角筋の緊張が関係する。
胸郭の場合は、小胸筋。
その緊張をとればいい。
ストレートネックの場合は、胸鎖乳突筋や板状筋も含め、緊張を取る。
なぜ、斜角筋や小胸筋が緊張しないといけなかったのか?
僧帽筋や大胸筋、前鋸筋、棘上筋などの筋力低下が起こってしまったからではないか。腕、鎖骨、胸郭を支える筋肉が筋力低下したことで、無理に首周辺の筋肉が過緊張を起こしたと考えて。
臓器の反射から考えると、腎臓、肝臓、肺の機能低下。
それらの臓器の反射を使ってもいいし、経絡を使ってもいい。
なで肩、首が長く見えるという見た目判断ができるのは、僧帽筋などの大きな筋肉が筋力低下を起こすことで、首が長くなで肩に見えるからということだろう。
クライアントも施術家も病名に惑わされてはいけない。
施術家は、痛い部分や症状だけを見るのではなく。広く見る。クライアント自身を見る。
季節と人
春、芽が息吹く頃、人も氣が高まってきます。
季節がうつるころ元気にたくさん食べると、やがて胃が疲れ始める。
この頃は首、肩こり。
梅雨から大気の水分バランスが乱れるとともに、身体の水分と塩分のバランスをとる腎臓がだんだんと疲れを見せ始める。
排泄のバランスが崩れだすと膀胱にも。
この時期は、足腰の重だるさが続き、そのままにしたおくと→脊柱全体のだるさや痛みに変わります。
体内イオンバランスと排泄が乱れ出すと、浄化を過剰に働かせる。
肝臓と胆嚢に疲労が溜まり始め、肩、腕、背中の中心部、膝の痛みが出たり消えたり。
そして、夏。
ここまで疲れを引きずると、下痢をしだし、やがて便秘に。
大腸と肺に疲れが出始める。
呼吸が何となく浅くなったり、深呼吸したくなったり、肋骨辺りに神経痛のような物が出始める。
これを秋に引きずると…
深刻化していく。
肺の機能の低下から、横隔膜、気管支とやがて心臓の機能低下。
腕を上げるのが辛くなる。
いわゆる五十肩と言われるような症状。
姿勢は猫背が強調し始める。
腹筋が弱くなり、お腹の具合、消化不良などが起こる。
冬には状態は最悪に。
まさに体も生命が静まりかえる冬。
大切なのは、「疲れ」を溜めないこと。
姿勢を整えるのではなく、筋肉を緩めるのではなく、「内臓の疲れを取る」こと。「内臓を整える」ことが大切。
鍛えるはその後。
梅雨から体調を崩した人は、夏が終わるまでにしっかり治してあげないと、この季節と内臓のサイクルの悪循環が始まり、ある年、強烈なダメージとなってしまう。
世間一般、雑誌やメディアでは姿勢を直せば良くなると言っているが、セラピストは、姿勢より内面を見てあげないといけない。
姿勢は、二次的なもの。
なぜ姿勢が崩れるかは、内臓や内面の問題。
内面も内臓も姿勢も同時に整えることができるのが、頭蓋の施術です。
頭蓋調律をこれからもたくさんのセラピストやクライアントに知ってもらいたいと思います。
腰から頭痛
女性に多いのが
腰からの頭痛。
ホルモンバランスによる頭痛です。
普通、頸椎や上部胸椎のサブラクセーションなどを疑いますが
生理に伴う頭痛は、腰椎〜仙骨・腸骨を整えると緩和させる。
頸椎などを施術しても、結果が思わしくない場合は、別の箇所へのアプローチもしてみましょう。
*頭痛の箇所と引き金となる箇所*
生理に伴う頭痛→生殖器系の問題
(男性の場合は、腰の痛みなどを指標にする)
偏頭痛→甲状腺や副腎の問題
側頭部、後頭部の左右どちらかに偏る。
この場合、むくみを伴う場合は副腎、疲労感、発汗しない、し過ぎるなどの代謝に関係するなら甲状腺を疑う
頭頂部の頭痛→胃の問題
(食後の激しい頭痛など)
眼底痛・目の鈍痛→C5〜T2、蝶形骨
または、前頭骨、後頭骨
不眠を伴う場合、OCC、C1(後頭下筋群)
注)カイロプラクティックのアジャストメントをする場合は、交感神経と副交換神経のバランスを考えてアジャストメントすること。
C1をアジャストしたら、C6以下をアジャストしない…など