治療においての指標
治療、施術において
クライアントの訴える症状とは別に
何故、その症状を発症しているのか?
という原因を探る必要がある。
原因の特待、解除なくして、治療とは言えないと、常にぼくはそう考えています。
前回にも書いたように、症状と原因の場所は、まったく別の場所である。
様々な痛みやコリなどの症状、急性症状、不定愁訴は内臓からくるものがほとんどです。
僧帽筋に現れる硬結部で、どの内臓の機能低下が起きているかを探る、指標(インディケーター)が役立つ。
または、東洋医学での脈診。
それを踏まえた上で、筋力低下を起こしている筋の特定。
問診→症状、状態、病歴など
視診→見た目、舌診、顔色など
触診→硬さ、柔らかさ、熱感など
動診→体や関節の連動性、可動域など
そして、空気感を"察する"
様々な指標をできるだけ多くみて、それぞれの指標から導いた答えから、座標(原因)を特定し、そこを施術する。
大切なのは、テクニックではなく"診る目"と"察する"感覚だ。
指標も座標もズレていたら、その治療は100%の効果を発揮しないし
下手をすれば意味がない…どころか、お門違いな施術は、症状を悪化させる。
手数が多くなると、クライアントの刺激への許容範囲を超えてしまうからだ。
刺激量を少なく、適度に、丁度よく
指標(インディケーター)を立てる治療法は、そういう意味でもかなり使える。