セラピストの"はてな"

セラピストの"はてな"はクライアントを幸せにする為の種。10年未満のセラピストの為のヒラメキと知識の辞典

治療においての指標

治療、施術において

クライアントの訴える症状とは別に

何故、その症状を発症しているのか?

という原因を探る必要がある。

 

原因の特待、解除なくして、治療とは言えないと、常にぼくはそう考えています。

 

前回にも書いたように、症状と原因の場所は、まったく別の場所である。

 

様々な痛みやコリなどの症状、急性症状、不定愁訴は内臓からくるものがほとんどです。

 

 

僧帽筋に現れる硬結部で、どの内臓の機能低下が起きているかを探る、指標(インディケーター)が役立つ。

または、東洋医学での脈診。

 

それを踏まえた上で、筋力低下を起こしている筋の特定。

 

問診→症状、状態、病歴など

視診→見た目、舌診、顔色など

触診→硬さ、柔らかさ、熱感など

動診→体や関節の連動性、可動域など

そして、空気感を"察する"

 

様々な指標をできるだけ多くみて、それぞれの指標から導いた答えから、座標(原因)を特定し、そこを施術する。

 

 

大切なのは、テクニックではなく"診る目"と"察する"感覚だ。

 

指標も座標もズレていたら、その治療は100%の効果を発揮しないし

下手をすれば意味がない…どころか、お門違いな施術は、症状を悪化させる。

 

手数が多くなると、クライアントの刺激への許容範囲を超えてしまうからだ。

 

 

刺激量を少なく、適度に、丁度よく

指標(インディケーター)を立てる治療法は、そういう意味でもかなり使える。

 

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