セラピストの"はてな"

セラピストの"はてな"はクライアントを幸せにする為の種。10年未満のセラピストの為のヒラメキと知識の辞典

季節と人

春、芽が息吹く頃、人も氣が高まってきます。
季節がうつるころ元気にたくさん食べると、やがて胃が疲れ始める。
この頃は首、肩こり。

梅雨から大気の水分バランスが乱れるとともに、身体の水分と塩分のバランスをとる腎臓がだんだんと疲れを見せ始める。
排泄のバランスが崩れだすと膀胱にも。

この時期は、足腰の重だるさが続き、そのままにしたおくと→脊柱全体のだるさや痛みに変わります。

体内イオンバランスと排泄が乱れ出すと、浄化を過剰に働かせる。
肝臓と胆嚢に疲労が溜まり始め、肩、腕、背中の中心部、膝の痛みが出たり消えたり。

そして、夏。
ここまで疲れを引きずると、下痢をしだし、やがて便秘に。
大腸と肺に疲れが出始める。
呼吸が何となく浅くなったり、深呼吸したくなったり、肋骨辺りに神経痛のような物が出始める。

これを秋に引きずると…
深刻化していく。
肺の機能の低下から、横隔膜、気管支とやがて心臓の機能低下。
腕を上げるのが辛くなる。
いわゆる五十肩と言われるような症状。

姿勢は猫背が強調し始める。
腹筋が弱くなり、お腹の具合、消化不良などが起こる。

冬には状態は最悪に。
まさに体も生命が静まりかえる冬。

大切なのは、「疲れ」を溜めないこと。
姿勢を整えるのではなく、筋肉を緩めるのではなく、「内臓の疲れを取る」こと。「内臓を整える」ことが大切。
鍛えるはその後。

梅雨から体調を崩した人は、夏が終わるまでにしっかり治してあげないと、この季節と内臓のサイクルの悪循環が始まり、ある年、強烈なダメージとなってしまう。

世間一般、雑誌やメディアでは姿勢を直せば良くなると言っているが、セラピストは、姿勢より内面を見てあげないといけない。

姿勢は、二次的なもの。

なぜ姿勢が崩れるかは、内臓や内面の問題。

内面も内臓も姿勢も同時に整えることができるのが、頭蓋の施術です。

頭蓋調律をこれからもたくさんのセラピストやクライアントに知ってもらいたいと思います。

 

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