炎症に対して
寝違え、ぎっくり腰、捻挫、打撲、肉離れなど急性の痛みはすべて「炎症」が起こっています。
一部の整形や柔整で、この症状に対して、ホットパックを使用して温めることをするところもありますが
「炎症」は熱をもっているので、アイシングが正しい処置です。
アイシングは、「氷嚢」「保冷剤」を使用します。
湿布や塗り薬は悪化すると思ってください。湿布は、貼った瞬間は冷たいですが、長時間貼り続ける事で、患部の熱をこもらせてしまい、結局は温めることになります。
また、アイスノンなどの冷却力では、患部に到達しません。
必ず、「氷嚢」か「保冷剤」を使用しましょう。
アイシングは時間も重要です。
30分という時間がポイントです。
30分に満たないアイシングは、患部に到達しません。また、30分以上アイシングすると、今度は血管が拡張を始めるので返って炎症を広げます。
30分アイシング。
そして、30分安静にして常温に戻す。
さらに30分アイシング。
30分安静にして常温に戻す。
を繰り返すと、炎症がおさまりやすく細胞損傷の回復が速まります。
間違っても、急性期の痛みがある時は温めないように!
風呂で温める、サウナで温める、ホットパックする、痛みを我慢して動かす
などは、悪化させ、治りを極端に遅くするので注意。
対して、慢性的なコリなどは、温めると効果的です。
風邪や発熱で、患部が急激に痛い時は、患部はアイシング。
脚や内臓(お腹)は温めるなどして対応する。