胸郭出口症候群
症状は、首から肩、肋骨にかけての疼痛、腕のしびれ、だるさ
対象の腕を上に上げると、しびれが強くなり、腕が青ざめる
これは斜角筋や小胸筋の緊張で、腕神経叢、鎖骨下動脈を圧迫するため。
手術で第一肋骨の切除は意味がないばかりか、バランスを崩すため、絶対にしてはいけない。
なぜ、そのような筋肉の緊張をおこすのか?
斜角筋、小胸筋の緊張を紐解く
ボクの治療院に来てくれている方の場合
昔から腰が痛かった
その後、息苦しさが出だした
そして、腕や首の辛さが現れた
この方の場合は、腰部の過前弯があったので、腰の筋力低下を調べる。
僧帽筋、広背筋、大腰筋に緊張
腰方形筋の弱化のためだった。
腰方形筋、大腿筋膜張筋の弱化は大腸の機能低下。
大腸の機能低下は肺の機能低下も伴うため、前鋸筋の弱化により息苦しさもでる。
また度々膝の痛みもある。
これは、胆嚢の機能低下。
胆嚢の機能低下は、膝下筋、三角筋の筋力弱化。
このため、斜角筋や小胸筋などで三角筋のバランスを取り過緊張を起こしたと考えられる。
1番に整えるべきは、大腸の機能低下
次に、肺。そして胆嚢。
斜角筋や小胸筋、あるいは肩に症状はあるものの、原因がない事がわかる。
症状の部位は補助的な施術で十分で、症状のある部位をメインとして、刺激を入れすぎると、かえって痛みを作る可能性が高い。
対象の症状と、それ以前からの症状を合わせて紐解くと、どこを狙えば1番効果的かが導きだせる。